札幌には「ポールタウン」と「オーロラタウン」というふたつの大きな地下街があります。通路の両端に、それぞれに５０〜１００の店舗が連なっていてショッピングゾーンとしても賑わっていますが、駅と駅とを繋ぐ通路としての役目もあり、地下という構造上天候に左右されない利点があって、市民だけでなく多くの観光客の方にも利用されているこのふたつの地下街をちょっと紹介してみようかと思います。

本日はまず、「ポールタウン」から。
こちらは地下鉄南北線の大通駅とすすきの駅とを結び、駅前通りの真下にある、南北に延びた地下街。全長は４００ｍ。
すすきの駅側からの入り口はこちら。いわゆる「ロビ地下」（ロビンソンがなくなった今でもこの呼称は生きているのでしょうか・・・？）に直結しております。

真ん中あたりまで進むと、頭上に「狸小路」の案内が見えてきます。ここがちょっとした交差点のような場所になっていて、インフォメーションデスクがあり、HTBコーナー（オンちゃんグッズも買えます♪）

大通駅側のガラス戸を出ると右手に通称「ヒロシ前」とデパートの三越があり、まっすぐ進むと地下鉄の改札です。駅と駅とを結んでいるだけでなく、札幌2大待ち合わせスポットをも結んでいる通路だったんですねえ・・・

寄り道をせずに黙々と歩き続けると、信号にも足止めされないため、なんとたった５分で端まで着いてしまいますので、札幌市民は大通⇔すすきの間でわざわざ地下鉄に乗る人は皆無に等しいかと思います。

主要なショッピングデパートにも直結しているのが、このポールタウンの特徴。
その利便性ゆえに、雨の日、雪の日、暑い日、寒い日、そして特に土曜祝日、大変な混雑っぷりを見せます。左側通行が暗黙の了解になっているため、混みあっている日は、進行方向から見て右側にある店舗へ用がある時は、うまくタイミングを見計らわないと、なかなかうまく進めませんのでご注意ください！

ちなみに今現在、「札幌駅前地下歩行空間」の建設工事が進められていて、大通駅とさっぽろ駅とを繋ぐ地下通路が誕生するそうです。そうなると、なんとすすきの駅からさっぽろ駅まで地上に一歩も出ることなく徒歩で移動できてしまうという！ますます地下鉄に乗る人が減りそうですが大丈夫なんでしょうか？などといらぬ心配をしてしまうこの頃ですが、完成が待ち遠しい限りですね♪