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ジャスマックプラザホテルのお知らせ・ブログ
【必殺仕分け人】温泉にて…
更新 : 2010/12/24 16:26
みなさんどうも、イトウでございます。
今年印象に残った言葉に行政刷新会議の「事業仕分け」があります。
一時期世論の圧倒的な支持を集め、連日テレビでも放映されておりましたが、最近はあまり耳にすることもなくなり、1年の早さを実感いたします。2010年もあとわずかですね。
政治の話ではありませんが、当館にも必殺仕分け人がいるとの情報が入り、向かった先は男性浴場「禅の湯」。
どうやらここに仕分け人がいるらしい。
中に入ると、女性スタッフが2名サッとこちらを見る。(仕分けモードか?)
一瞬仕分けられる気配を感じるも、「お疲れ様です」と挨拶。すると私が従業員であることに気付き「お疲れ様です」と笑顔で返してくれました。
仕分けの瞬間を確認するためしばらく様子を見ること数分…
仕分けてます!見事に!
「いらっしゃいませ」のお声掛けとともに
浴衣を!
わかりやすく申しますと、日帰りのお客様の貸し出し浴衣を、SS・S・M・L・LLの5種類の中から
サイズを聞くこともなく、瞬時に体型を視覚で確認してサッと差し出しているのです。
サイズ確認を省いて速やかに浴衣を提供する見事なサービスです。
名付けて温泉名物「浴衣仕分け」と言ったところでしょうか。
私なんかは、フロントで身長の高い大きなお客様をチェックインした際に、誰彼かまわず「LLの浴衣をご用意いたしますか?」と未だに聞いてしまう始末ですから、勉強になります。
聞くところによると最近は週末の多いときで700名〜800名の利用があるそうですから、日々多くの人のサイズを判断する経験の積み重ねが、浴衣仕分けにつながっているのですね。
ここである感情が芽生えました。「自分も仕分けられたい!きっとMサイズなはず。」
そして聞いてみました。
私「ちなみに僕は何サイズですか?Mかな?」
温泉スタッフ「いいえSサイズですね(笑)」(あっさり外れた…自分なのに)
私「自分ではMかと思ったんですが…」
温泉スタッフ「そのくらいの身長で、もう少しガッシリと体格のよい方にはMなんですけどね」
少々納得の行ってない私に、瞬時に理由を答えるあたりもさすが、浴衣仕分けの職人です。
このとおり、どこかで聞いた「2位じゃダメなんですか?」はきっと通用しません。
温泉スタッフはいつもみなさんにとっての1番の浴衣を提供することでしょう。