宿番号:336366
東京第一ホテル錦のお知らせ・ブログ
フィンセント・ファン・ゴッホ 2
更新 : 2011/2/16 17:40
⇒⇒⇒続きです。
一緒にゴッホの作品をみて美術館を後にし、お茶をしに
行きました。
正確に言うと「ティー」です。「ティー」(笑)。
その人に何をしている人かを聞いたらフライトでアムステルダムに
来たスチュワーデス、今で言うキャビンアテンダントさんとの事。
誰でもご存知な外資系の航空会社です。
飛行機が好きな私はあれこれ聞いて嫌な顔をせず何でも答えてくれます。
翌日、その人はアムステルダムから電車で2時間半のベルギーは
アントワープに行く予定と言います。
私の予定は全くの未定。
思わず「一緒に行っても良いですか?」と。
旅の恥は掻き捨てです(爆)。
ええ若い時ですから下心は全く無いとは言いませんよ。正直。
むしろ まあ〜 男ですから(汗)。
一緒に夕食を食べ次の日の待ち合わせ時間と場所を決めて
彼女は航空会社の宿舎へ 私はハーグのユースホステルへと別れます。
次の日は深夜3時前に目が覚めます(爆)。
ベッドの中で「イロイロ」想定を考えながらシミュレーションをしています。
結局、そのまま朝を迎え眠い目を擦りながら待ち合わせのアムステルダム中央駅前に到着。
向こうから彼女がやってきました。
ワッフルと飲み物を買って11時24分発のアントワープ行きの特急電車に乗り込みます。
車内は向かい合わせのボックスシート。 ガラガラ。
色々な事を話しました。
あっという間の2時間半です。
アントワープに着いてルーベンスの像を見ながら向かった先は
ノートルダム寺院 ネロとパトラッシュが最期を迎えた場所です。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。
電車でアントワープからアムステルダムに戻ってきました。
時間は残酷です。
翌日、私はロンドンに戻り彼女はフライトがあります。
終わりの時間が刻一刻と迫ってきます。
最後、中華料理レストランでお腹いっぱいに
彼女は宿泊先のホテルに私はハーグに戻る為にアムステルダム中央駅に向かうまでの
道中に「ある約束」をしてバイバイしました。
その後、私と彼女はそれぞれの生き方を歩んでいますが
元気でしょうか。
私より2歳年上の彼女。
フィンセント・ファン・ゴッホと聞くと
どうしてもその1999年の出来事がまるで昨日の様に脳裏によぎり
切ない思い出がよみがえってくるのです。