第56回目は長岡駅から西に6キロほど、関原地区にある「真浄寺（しんじょうじ）」をご紹介します。創建は明治に入ってからとこれまでのお寺と比較すると最近の創建となりますが、それでも100年以上の歴史を誇る日蓮宗のお寺です。

真浄寺は「開かれたお寺」として、苔庭コンサートや涅槃絵（釈迦の命日である旧暦2月15日に遺徳追慕や報恩の為に行われる儀式）など、年間を通して地域住民と触れ合うことをいろいろ企画しています。そんな中、今年の3月8日に「鬼子母神祭典」が行われ、荒行を終えたばかりの近県の僧侶を招いて祈願会が催されました。祈願絵では近隣住民も参加し、紅白饅頭なども振舞われていました。

また本堂は創建当時のものですが、当時の関原地区には宮大工が多くいたとのことで、彫刻も大変見事です。お庭の手入れも丁寧にされており、春の桜・秋の紅葉など季節を通して訪れるのが楽しいお寺です。

新潟県長岡市関原町3丁目乙251（長岡駅よりバスで約25分、「関原3丁目」バス停徒歩約2分）