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出雲・玉造温泉 白石家のお知らせ・ブログ
神話博しまね『古事記の成り立ち』
更新 : 2012/2/29 17:36
『古事記(こじき)』が完成したのが712年(和銅5)。
太安万侶(おおのやすまろ)の序文(じょふん)には、
天武天皇(てんむてんのう)が、
舎人(とねり)の稗田阿礼(ひえだのあれ)に命じて
誦み習わせた帝紀(ていき)と旧辞(きゅうじ)を、
天武天皇の没後に、元明天皇(げんめいてんのう)の命令で、
太安万侶が撰録(せんろく)し、
712年に進上した、と記されています。
帝紀とは、歴代の天皇の系譜。
旧辞とは、古い時代に、
各地の氏族に口誦で伝えられた様々な伝承のこと。
その系譜や伝承が、
一つの大きな物語として体系化されたのが、
天武天皇の即位後の7世紀後半ごろ。
その体系化された物語が、
日本の「歴史」として、文字に記録され
元明天皇に進上されたのが712年になります。
『島根県』『玉造温泉』『山陰・縁結び』
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