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出雲・玉造温泉 白石家のお知らせ・ブログ
古事記の神話:アマテラスとスサノオ@
更新 : 2012/3/17 17:26
<第一章>うけい
神やらいに追い払われたスサノオ神は、
「それならば、アマテラス大神に おいとまを申し上げてから、
根の堅州国に参ろう。」と、高天原に昇ることにしました。
スサノオ神が、天に昇ろうとする時、山川はとどろき、大地は震えました。
これを聞いたアマテラス大神は、とても驚いて
「わが弟が昇り来る理由は、きっと善い心ではあるまい。
わたしの国を奪おうと思ってのことだろう。」と、すぐに髪をみずらに結い直し、
左右のみずらや左右の手に勾玉のついた長い玉飾りを巻き付けて、
背中や胸にたくさん矢の入った筒を背負い、弓が鳴るように振り立てて、
堅い地面を踏みならして、雄々しく叫んだ。
荒々しく足を踏みならして、スサノオ神を待ち受けていたアマテラス大神は
「何のために高天原に上ってきたのだ」と聞くと、
スサノオ神は「私にやましい心はありません。
母の国に、おいとますることになったので、昇ってきただけです。
他心はありません。」と申し上げました。
アマテラス大神は「そうならば、おまえの心が清く明らかだと、
どのようにして知ればよいだろう。」とおっしゃいました。
スサノオ神は「お互いに、うけいをして、子ども生みましょう。」
と答えました。
うけいとは言った言葉の可否で吉凶を占う、占いのことです
『島根県』『玉造温泉』『山陰・縁結び』