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    京都の夏の風物詩「五山の送り火」

    更新 : 2025/8/4 19:04

    京都の8月といえば、8月16日の「五山の送り火」が最も印象深いイベントです。夜空に浮かび上がる火文字は、京都の夏を象徴する美しい光景として多くの人々に愛され続けています。

    ◆送り火とは?
    送り火は、毎年8月16日に行われる神聖な儀式で、お盆に家に戻ってきた先祖の霊を再びあの世へと見送るための灯火です。お盆の始まりには「迎え火」を焚いて先祖の霊をお迎えし、送り火でお見送りする「精霊送り」として行われる日本古来の美しい伝統行事です。

    ◆五山の送り火の歴史
    京都の五山の送り火は、戦国時代の「万灯会」が発展したとされています。万灯会とは、多くの灯明を灯して仏や菩薩を供養し、人々の罪障を懺悔して滅罪を祈願する法会でした。これが次第に山腹での点火という形に変化し、お盆の「盂蘭盆会」の精霊送りの火として定着しました。

    ◆五山それぞれの意味と特徴
    【大文字(だいもんじ)】
    大文字山に描かれる「大」の文字は、京都市民にとって最も象徴的な存在です。20:00に点火され、約30分間燃焼する壮大な火文字は、先祖への深い敬意を表現しています。

    【松ヶ崎妙法(みょうほう)】
    妙法山に点火される「妙」と「法」の文字は、仏教の根本教えを象徴し、見る人の心に安らぎをもたらします。

    【船形(ふながた)万灯篭】
    船形山に描かれる船の形は、先祖の霊が無事にあの世へと帰るための舟を表現しています。

    【左大文字】
    如意ヶ嶽の大文字と対を成す存在として、京都盆地を囲む火のバランスを保つ重要な役割を担っています。

    【鳥居形(嵯峨曼荼羅山)】
    唯一文字ではなく図形として点火される鳥居形は、神道における結界の象徴です。「あの世とこの世の境界」を意味し、魂が浄土へと渡る最後の門としての神聖な役割を果たしています。

    ◆おすすめ鑑賞スポット
    平安神宮の神苑では、広大な敷地から大文字山や妙法山の火を美しく眺めることができます。岡崎公園は五山全体を見渡せる絶好のロケーションです。鴨川の四条大橋付近では、川のせせらぎを聞きながら大文字を楽しめ、清水寺の境内からは高台から幻想的な光景を一望できます。

    ◆おわりに
    五山の送り火は、年に一度だけの貴重な京都の伝統行事です。この神聖な一夜を通して、京都が大切に守り続けてきた精神的な豊かさと、先祖への感謝の心に触れてみてください。

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