ホテル天坊の板場には若い二人の板前がいます。
調理師学校を卒業して、今年の4月で3年目に入ります。

板長も徐々に仕事を教え、昨年末から尾頭付きの
魚をさばけるように教育をしています。

写真は「春の味覚」で使用するカサゴをさばいているところ。
尾頭付きの魚を若き板前にさばかせることは、
板長にとっても勇気がいることです。
「いいか！600円もする魚だぞ！
時間がかかってもいいから丁寧にさばけ！！」
と大きな声が板場に響きます。

このカサゴですが冬から春にかけて旬の魚。

磯モノは色が茶色で、大きくなると沖に潜り赤くなります。
これは、深い海では海水の青色と相殺され赤こそが
もっとも目立たない色となるからです。
金目鯛など沖で取れる魚の色が赤いというのは
深海で身を守るための適応だったのですね。

伊豆長岡ホテル天坊では｢味覚｣シリーズと銘打った
お料理プランを提供しています。

カサゴは2月終わりからリリースする「春の味覚プラン」に
登場をする魚です。
若き板前のさばいたカサゴ半身を片つまにして、
オープンキッチンで塩焼きにしてお出しします。

この他に「春の味覚プラン」では、
サヨリの姿づくりをつけたお造りや
海鮮チーズフォンデュ、牛フィレと筍のはさみ焼き、
土釜で炊いた筍ご飯など“春”を感じられる献立をご用意しています。

春の味覚プランは、2月20日の開始ですが、
2月中の平日はモニター期間として、
限定3組様を特別に通常価格より1,000円お得に泊まれる
春の味覚モニタープランも用意しています。

梅や河津桜も咲き始めるこの頃、
一足早い春を感じに伊豆長岡ホテル天坊にお越しくださいませ。