先日ご紹介した「モエレ沼公園」がある札幌市東区の丘珠エリアは、玉葱の生産で有名な場所です。特に丘珠で生産されている玉葱の多くは、「札幌黄」という品種で、明治時代にアメリカから持ち込まれ、現在の北海道大学（旧 札幌農学校）で栽培がスタートしました。
札幌黄は、安定した生産（水分が多く腐りやすい、機械で収穫ができないなど）が難しいことから、1980年頃から生産する農家がどんどん減少していきました。
それ故、「幻の玉葱」と呼ばれるようになりました。

近年では、地産地消への関心の高まりや食の世界遺産「味の箱舟」プロジェクトに登録されたことがきっかけとなり、地域の伝統作物「札幌黄」の生産が改めて見直され、生産する農家が徐々に増えてくるようになりました。

札幌黄は、柔らかく甘みと辛みのバランスがちょうど良く、カレーライスやお味噌汁、鍋料理におすすめです。

現在、スカイレストラン ハレアスのランチ／ディナーの営業を自粛してますが、アラカルトメニューに札幌黄を使用して作る無水カレーをご提供しています。また、朝食ブッフェ（2021年7月現在はブッフェを休止しセットメニューを提供中）でも札幌黄を練りこんだ麺が楽しめるラーメンサラダもご用意していますので、ぜひ再開の際にはご賞味ください。
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