サバンナの象のうんこよ聞いてくれ
　　だるいせつないこわいさみしい

現代歌人、穂村弘さんの短歌ですね。

「わかるわあ〜！この気持ち、めっちゃわかるわあ〜！！」


　ということで私こみー、

己のくだらん悩みを象さんのうんこにふっとばしてもらうため、

雨の中、上野動物園に行って参りました。



　誰と？独りで。


　ここで「独り」と書いたのは、
とりもなおさず、孤独感を演出するためですよ☆

「１人」だと、客観的数値っぽいし、
「一人」だと、堂々としてるし、
「ひとり」だと、「本当の自分でいれる瞬間、それがひとりという状態☆」感があるし、
「ひちょり」だと、野球の選手だからです。



　ということで、独り動物園。


　地球上の様々なエリアから集結されたエリート珍獣たちに心癒されながら、

たまたま同じタイミングで同じルートをまわっていた一組のカップルに、心躍らされました。


　彼らの何に心躍らされたかというと、
ボキャブラリーの愉快さなのです。


　彼らの名言を列挙すると、


「このおサル、なんてキュートなの！
　もしもこの世にキュート税があったら、彼は莫大な金額を納めることになるほどにね！」

「ねえねえ、爬虫類って、哺乳類？」

「ハゲてるからハゲワシって、可哀想だよね。
　だって、ハゲ人間って言われたらショックだもん。まあ、ハゲてないけど」

「ねえねえ、動物にムラムラしたことある？わたし、ない！」

「あっはっは、この鳥、ブブゼラみてえな鳴き声！ブブゼラ鳥かっつうの！」



彼らもまた、エリート珍獣の一員なのでありました。



　上野動物園は、当館からですと、
最寄り駅「東新宿駅」から都営大江戸線で15分、
「上野御徒町」で下車していただくと、ご利用いただきやすいです！

　是非ぜひ、エリート珍獣たちをご鑑賞下さいませ。