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宿番号:339430

宮島を臨む高台に年月を経る毎に美しく進化する小宿

ハイクラス

宮浜温泉
JR山陽本線大野浦駅下車、送迎有り。宮島参拝には宮島口駅へ。駅前本店あなごめしのうえのが送迎の拠点。

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  •  遣唐使船の往来

    更新 : 2009/6/3 10:11

    古代の日本と大陸朝鮮との交流に興味を持っている。必ず船を伴い、船が好きだからかもしれない。それで「遣唐使船全航海」上田雄著、草思社を読んだら驚く事実が多かった。学校で習う常識を覆すことが書かれてあったから。船について普通の人より詳しい私には当然の内容でも有ったが。

    遣隋使、遣唐使については小学校から学校で習い、有名な割には実態を知る人が少ない。というよりなぜかあまり研究させなかったのである。日本人が船と航海に興味がないからかもしれない。それゆえ遣隋使、遣唐使の航海についての常識は間違いが多いという。
    研究者の間にも誤謬があるという。著者上田雄氏(海事史研究者)は資料をパズルのように読み解きながら遣唐使の航海に迫ってゆく。快著だ。

    (1)遣唐使船の派遣は何回か。

    これは基本のキである。それなのに研究者によって意見が分かれ、定説がないらしい。中止したものを回数に入れる人もあり、実施されても正大使の乗らないものは数に入れない人もあったりで遣唐使船の定義がはっきりしないから。上田氏は海事史研究者として現実的な遣唐使派遣は十五回だったと明言する。一チーム四隻で「四つ船」が遣唐使船の代名詞だったが、初期は二隻だった航海もあり、十五回で計四十隻が参加している。往復のべ八十航海である。

    (2)遣唐使船は季節風について無知だったからほとんどの航海で遭難したのか。

    そうではない。司馬遼太郎氏はそう書いていると上田氏は司馬氏の誤りを指摘している。その基本の間違いを指摘する人は誰も居なかったとか。
    遣唐使は筑紫(博多)を夏に出港し、帰りは中国を翌年以降の冬に出発した。
    続きは石亭HPへ

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