冬渡祭(おたりや)
更新 : 2012/11/25 13:41
最近、めっきり冷たい空気に囲まれて、いよいよ冬の到来です。
風邪をひかない様に気を付けましょう!
宇都宮市民に一年の終わりを告げる夜祭で知られる二荒山神社の冬渡祭(おたりや)について紹介したいと思います。
冬渡祭は古く838年(承知5)まで遡ります。
二荒山神社のご神体を下の宮がある荒尾崎から現在の臼が峰に還座したことが祭礼の始まりと伝えられていて、一般に神社の還座の儀式は夜中に行われるもので、二荒山神社でも夜中に行われたことから、この事を渡り夜と呼ぶようになり、後にこれが訛「おたりや」と呼ばれる様になったと伝えられています。
おたりや当日には、二荒山神社の社殿東側に設けられた焚き上げ所では「お焚きあげ」が行われ、古いお札をやダルマなど縁起物を焚きあげます。この煙を頭にあてると、家内安全や無病息災、火災防止などのご利益があると伝えられ、市内を始め近郊から多くの人々が夜遅くまで参拝に訪れるそうです。また、夜中に行われる神輿の渡御や宇都宮市指定文化財の田楽舞が奉納されます。
開催日 12月15日(土)
9:00〜20:00 お焚き上げ
16:30 出御祭(社殿内)
17:00 御旅所祭(西参道・田楽舞奉納)
17:30 市内渡御
19:00 還御祭(社殿内)
所在地 宇都宮市馬場通り1-1-1 宇都宮二荒山神社
機会がございましたら行かれてはいかがでしょうか?
そして、冷えた体は大浴場で温めてぐっすりとお休みください(大浴場は24:00までとさせて頂いております)