宿番号:340836
心のリゾート海の別邸ふる川のお知らせ・ブログ
アイヌの人々の保存食【ペネイモ】が出来るまで
更新 : 2013/3/28 9:46
白老・虎杖浜はアイヌの人々が暮らした土地であり、
町内には博物館やアイヌの言葉にちなんだ名称がたくさんあります。
アイヌの人々の暮らしにはたくさんの生活の知恵がいっぱあり、、
その一つでもある食文化は独特で、
アイヌ伝統料理を今も食べる事の出来るお店もあります。
今日はその1つでもある保存食を再現してみました。
【ペネイモ・ポッチェイモ】
ジャガイモを用いた料理の一つ。
ムニニモ、ムニニモシトとも言います(シトはアイヌ語で団子の意)。
北海道、樺太などの北方地域に住むアイヌの間に
保存食として伝わる料理です。
まず写真左上:冬、根雪に覆われた後、雪の中にジャガイモを埋めます。
雪の中の低い気温の中でイモは凍り、少し暖かくなると溶ける。
これを繰り返し雪解けまで発酵させる。
写真右上と左下:雪融けのころに雪とともに発酵したイモの皮をむき、つぶし、 水を張った桶等で何度も洗います。澱粉質が沈殿するのでこれをつぶして乾燥保存します
写真右下:食べるときは保存したイモを水で戻し、練ったり搗いたりして成型して焼いて食べます。
今日は白老町アイヌ民族博物館の方にお越し頂き、
作り方を伝授して頂きました!
本格的に杵と臼も持参して下さいました♪
できたペネイモはご宿泊のお客様にぜひ食べて頂きたいと思っております。
ラウンジの囲炉裏で焼き立てを召し上がって頂こう、と計画中。
もしご宿泊の際ペネイモの香ばしい匂いがして来たら、
ぜひアイヌ方々の暮らしなどちょっと想像しながら、
伝統料理をお召し上がりくださいませ。
味は・・・干しイモみたいな感じです★(わたしは好きかも♪)
20