江戸前期・1627年に金刀比羅宮の参道沿いに旅籠屋として創業。1905年(明治38年)に16代目三好源次郎により全室離れの料理旅館として開業した「琴平花壇」。美しい庭園に別荘のように離れが点在した当時の優雅な雰囲気を、3つの離れ屋が今も残しています。老舗ならではの伝統と風格はそのままに、近代建築を調和させた和モダンな宿として、約400年の歴史を繋いでいます。
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- 宿を象徴する三棟の数寄屋造り離れ
- 庭園に点在する離れ屋は、宿を象徴するシンボル的な存在です。森鴎外・北原白秋・与謝野晶子をはじめとする、明治から昭和初期にかけての文豪も参拝の際に離れに逗留し、冬には雪化粧、早春には梅、初夏の新緑、秋の紅葉と、鮮やかに季節を告げる庭を眺めていると、創作に思いをめぐらし、英気を養った往年の文人たちが詠んだ、かつての琴平の情景が目に浮かび、タイムスリップしたかのような錯覚さえも覚えることでしょう。
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- 敷地内で最も格式の高い離れ「長生殿」
- 琴平花壇の庭園に点在する3つの離れの中で最も広く、また、格式高い長生殿。
すべての客室が「離れ屋」であったかつての花壇の歴史を今に伝えるシンボル的な存在です。
往年の文人達に愛され、軍医総監時代の森鴎外は花壇での宿泊をもとに小説「金毘羅」を発表しています。寒山・拾得の掛け軸をはじめ、小室翠雲の絵画、江戸期の襖絵など、さまざまな見所が配されています。
2013年夏には、坪庭を眺める桧風呂が完成。
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- 文豪が好んだ静かなる別棟「延寿閣」
- 琴平花壇の庭園に点在する3つの離れの中のひとつ延寿閣は森鴎外も特に好んだ客室です。
数奇屋造りの伝統的な日本建築美の中で、庭園をわたる緑の風に季節のうつろいを愉しみ、またある時はひと時の寛ぎの中、時の過ぎ行くを忘れる。日頃忘れかけている和の心を取り戻すゆとりを作ってみてはいかがでしょうか?
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- 陰影の美が際立つ小さな離れ「泉亭」
- 琴平花壇の庭園に点在する3つの離れの中のひとつ泉亭は北原白秋も滞在した客室。
木の温もりを感じる純和風の数奇屋に、桧造りのお風呂や天蓋式ベッドを備えた、カップルにおすすめの遊び心のある和モダンな離れです。
庭園の緑が差し込み、鯉が遊ぶ庭の泉水も眺められる、粋な眺望をお楽しみください。
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