雪のとけた緑のトマムに、春がやってきました。
トマムのフィッシングポンドでは、小さなヤマメの稚魚がたくさんいます。
水面にまるで水滴が落ちたかのように水の輪が広がれば、
それは稚魚たち生活しているということ。

池の中をよーく覗けば、
メダカのように小さな魚がたくさん、
水の流れに逆らいながら一生懸命泳いでいます。


トマムでかわいらしい稚魚を眺めたあとにお勧めなのが、ヤマメの絵本。
素敵なので、ぜひご紹介させてください。

村上康成さんの「ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞」も受賞している絵本ですが、
自然のこと、動物達や虫たち、鳥たち、そこに関わる人間、
生態系のこと、命のこと、生きるということ…
そんなことが、可愛らしいイラストとほっこりするような文体で描かれています。
シリーズ4作目には、ヤマメの「ピンク」は立派なサクラマスに成長しますよ。

小さなお子様も楽しめるような世界観なので、
ぜひトマムの自然に触れたあとは、ぜひ図書館や本屋さんで探してみてくださいね。
優しさと、自然への愛着と、川周りの生き物達の知識も、育まれるかもしれません。


村上康成著　徳間書店刊
『ピンク、ぺっこん』
『ピンクのいる山』
『ピンクとスノーおじさん』
『ピンク！パール！』