先日、大磯の観光ボランティアの方が
島崎藤村の足跡を訪ねて来てくださいました。

伊藤屋は昭和４年から藤村が亡くなる直前の１９年まで、
島崎藤村と静子夫人の定宿だったのです。
（ロビーやラウンジに愛用品などを展示していますので、
よろしければご覧ください。）


大磯は、島崎藤村が最後に居を構えた場所。

ボランティアの方はそこで解説をされているそうで、伊藤屋での
藤村の説明を申し上げると大磯での話も聞かせてくださいました。

大磯の藤村宅には、伊藤屋から運んだ山茶花が今も植わっているそうです。
そう言えば昔の番頭から、そんなことがあったと話を聞いていたのを
思い出しました。

遠くないうちに今度はこちらから大磯を訪ね、
藤村の見た景色を見ながらお話を伺いたいと思っています。


こんな風に伊藤屋には時折、藤村の親類の方や関係してらっしゃる方、
ファンの方が来てくださいます。何かをきっかけに人の輪が広がっていくのは、
やはり嬉しゅうございます。

（写真はロビーに展示している藤村宿泊の際の会計簿です。）