弊館が３月25日に営業を再開して約１週間が経ちます。
（おかげ様で震災による被害は無かったのですが、
物流や交通など不透明な点が多くお休みをいただいておりました。）

休館中もお問合せの応対や掃除、
あちらこちらの管理のために従業員たちは出勤していたのですが、
お客さまがいらしてくださったことで
伊藤屋にまた生き生きとした息吹が感じられるようになりました。

お客さまあっての旅館なのだな、
お客さまに守られて明治から今まで時を紡いでこられたのだな、
という思いを改めてかみしめています。


震災以来、当欄「伊藤屋便り」をこうして日々更新することにも
正直迷いの気もちがあります。被害にあわれた方や関係する方々が
大勢いらっしゃいます。想像を絶するほどの悲しみにくれている方が
多くいらっしゃいます。そんな中こうしていて良いものか、と。

しかし私どもは愚直に宿を続けていくしかありません。
宿の役割は、日常から離れた場所に来てくださったお客さまにほっとした
時をもっていただき、新しい力の湧き出るお手伝いをすること。
長く長く心に残る、楽しい思い出作りのお手伝いをさせていただくこと。

それができる環境にあるから、
こういった日々を続けていくのが私どもの責任だと思うのです。

被災地の方々にできることは何か？その思いを決して忘れることなく、
私どもにできることをこれからもひたすらに積み重ねて参ります。

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計画停電の中止が４月４日（月）まで決定しています。しかし、いずれ実施の
場合に備えて「ご協力のお願い」を３月27日の当欄や「よくあるお問合せ」に
掲載しています。お手数をお掛けいたしますが、予約を考えてくださっている
お客さまはご一読くださいませ。
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