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初夏の石段街そのA 万葉の歌碑
更新 : 2011/6/18 22:40
ちょっとした晴れ間が嬉しかったり、梅雨のしっとりとした空気が気持ちよかったりする伊香保温泉の今日この頃です。
雨だと伊香保に漂う空気がちょっとノスタルジックな雰囲気になる気がするような、しないような。
ノスタルジック、と言えば、今日も先日に引き続き、伊香保神社のご紹介です。
写真は梅雨の晴れ間に撮った、伊香保神社にある万葉の歌碑。
この万葉の歌碑、伊香保を詠んだ万葉集九首のうちのひとつ、六つ目の歌が彫ってあります。
収録されているのは、「巻十四」。東歌(あずまうた)の名をもっている巻です。
歌碑の建立は一九八二年。町の人が、自然の風景に溶け込むように建立しました。
ちなみに、伊香保のあちこちにこの歌碑があります。もちろん、九首のそれぞれが彫ってあります。
伊香保神社にある歌
“ 伊香保ろのやさかのゐでに立つ虹の現はろまでもさ寝をさ寝てば ”
作者不詳
↓
『伊香保嶺(今の榛名山)のふもとにはっきりと虹が現れるように、あなたと一緒に寝ていられたらなあ』
(顕はろまでも:(恋人との秘めた仲が)人に露見しても構わないほど。)
大体こういった意味らしいです(ニワカ現代訳&歌意ですいません)
伊香保神社に置いてあるこちらの歌碑、「虹」という単語が出てくるのですが、
どうにも数ある万葉の歌の中、「虹」が出てくるのはこの伊香保神社にある碑の物だけ、という話。
何だか色々深読みしてしまうシチュエーションですよね。
伊香保神社の静かな森の中、歌の雰囲気を味わってみるのもありかも。
*** 万葉集とは ***
『万葉集』(まんようしゅう、萬葉集)とは、7世紀後半から8世紀後半ころにかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集である。
天皇、貴族から下級官人、防人などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めたもので、成立は759年(天平宝字3)以後とみられる。
日本文学における第一級の史料であることは勿論だが、方言による歌もいくつか収録されており、さらにそのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても非常に重要な史料である。
日本文学における第一級の史料であることは勿論だが、方言による歌もいくつか収録されており、さらにそのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても非常に重要な史料である。
Wikipedia『万葉集』より
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