皆様はインド映画をご覧になったことはありますか？
現在日本で上映中のインド映画【RRR】の楽曲が、1/10に第80回ゴールデン・グローブ賞の歌曲賞を受賞したことで、今インド映画が大きな話題となっています。

当館の近隣でも、何と３つのインド映画が現在上映されています（1/22現在）。
↑でご紹介した【RRR】は当館から徒歩5分の「シアタス心斎橋」さんで、
今年のアカデミー賞・国際長編映画賞のインド代表に選出された【エンドロールのつづき】は、当館から徒歩15分の「なんばパークスシネマ」さんで上映中です。

そしてあと1本が、今回イチオシしたいお勧め作品【響け！情熱のムリダンガム】。
上記2作品は全国ロードショー作品で各地のシネコンなどで上映されていますが、この作品は現在大阪や京都など一部地域のみで上映されている"レア作品"。
「ムリダンガム」はインド伝統音楽の打楽器（太鼓）の名称で、その奏者を志す青年がカーストや伝統芸能の承継に伴う軋轢などの困難を情熱で乗り越えていく、という青春音楽映画。
音楽は【スラムドッグ＄ミリオネア】でアカデミー賞・作曲賞を受賞したARラフマーン氏が担当。
上記大型2作品に負けるとも劣らないアツい内容となっています。

しかしもう１つ"ある理由"で、この作品に大きな注目が集まっています。

元々同作は数年前の東京国際映画祭で【世界はリズムで満ちている】というタイトルで上映されたものの、本公開の買い手がつかずお蔵入りとなっていました。
「こんな良作なのに、何としても上映してほしい！」
そんな情熱を燃やした東京の南インド料理店の店主が、クラウドファウンディングで資金を集めてナンと自身で映画を配給。
上映される日本各地を飛び回り、宣伝やトークショーなども開催。
さらには、ミニシアター系作品としては異例の豪華パンフレットも制作し、その執筆陣は芸能人や映画ライターではなく、この作品が本当に好きなファンの方々が担当。

これらの活動が「究極の推し活！」として話題になり、公開規模は小さいものの各地で上映延長されるなど人気となっています。
大阪での上映館は、当館からもアクセス良好な九条「シネ・ヌーヴォー」さん。
「究極の推し活！」が体験できるのは今だけ、ご興味のある方はどうぞお見逃しなく!!


●【響け！情熱のムリダンガム】公式WEBサイト
https://thendral.co.jp/mridangam-movie