かつて宮沢賢治が教鞭をとっていたことでも知られる、
花巻農業高等学校（旧 花巻農学校）の2年生の生徒さんが、
8/1.2の2日間、花巻温泉バラ園に職場体験学習に来ました。

実は、花巻温泉バラ園は宮沢賢治が設計した
かつての南斜花壇があった場所。
園内には南斜花壇を造るにあたり賢治が詠んだ「冗語」の碑や、
賢治が設計した日時計花壇などがあり、賢治ゆかりの場所でもあります。

さて、今回の体験学習の内容は、鉢植えバラの土の入れ替えです。
鉢植えのバラは、時間がたつと土が硬くなり、
根全体に水が行き渡らなくなります。
そこで一年に一度、新しい土で植え替えます。
一般的には市販のプランター用やバラ用の土がいいでしょう。

鉢からバラを抜き土を落とします。
この時、植物根の生育促進剤(バラ園では育王を使っています)に
浸けると良く根がでます。
鉢の底にベラボン（ヤシの実を粉砕した物）を約2センチ敷き、
土を少し入れます。
肥料（グリーンキングをスプーンで1杯）を入れ、棒などを使いながら、
隙間ができないようにバラを植えます。
最後に水をタップリあげれば完了です。

2日間、バラ園のスタッフと楽しく作業をしていただきました。
生徒の皆さま、お疲れ様でした！