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THE BLOSSOM KYOTOのお知らせ・ブログ
【ストーリー│Vol.1「繊細な京ぬいの世界ー上」】
更新 : 2022/12/1 17:13
当ホテル公式HPでは、ホテルに携わるさまざまな京都の”匠”の想いをつぶさに紹介する「ストーリー」ページを設けております。当アカウントでは、公式HPでは載せきれない情報や取材の裏側をご紹介していきます。
初回の今日は、地下1階ゲストラウンジにて展示をしている「京ぬい(きょうぬい)」についてご紹介。
京ぬいとは、京都ならではの雅な文化を映し出す繊細かつ優美な刺繍で、国の伝統的工芸品に指定されています。その起源は平安遷都にさかのぼり、宮中用衣服製造の役所である縫部司(ぬいべのつかさ)が平安京に移転した時からといわれています。用途は様々で、着物の装飾はもちろんのこと、小物から緞帳(どんちょう)まで多岐に渡ります。
ゲストラウンジ展示作品をご制作いただいた長艸純恵氏の工房である長艸ぬい巧房(ながくさぬいこうぼう)は1933年に長艸芳之助氏により京ぬいの工房として設立されました。現在は長艸敏明氏と奥様の長艸純恵氏が継承し、京ぬいを施した着物・帯・小物・室内装飾品、舞台衣装などの制作、祇園祭をはじめとした祭り装飾品の修復・新調なども手がけていらっしゃいます。
次回の投稿では、長艸純恵氏にお話しを伺った際の「京ぬい」にかける想いや展示作品の見どころについてご紹介します。お楽しみに♪