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数奇な運命を辿った仙台藩士 支倉常長
更新 : 2021/7/3 19:50
「支倉 常長(はせくら つねなが)」という人物を
ご存じでしょうか?
宮城県ではかなり有名な戦国時代から江戸時代に
かけての歴史上の人物ですが…
私は仙台に引っ越してくるまで知りませんでした…汗
支倉常長は伊達政宗の命をうけ1613年に欧州へ渡り、
スペインで国王フェリペ3世、ローマではローマ法王に
日本人として初めて謁見しました。
主な目的だった通商交渉などは色々あって成功しませんでしたが
1620年には無事帰国しています。
国外へ出ることさえ困難だった当時としては、これって
とてつもない大偉業ですよね!
そして7年に及ぶ常長の海外での経験は仙台藩だけでなく
日本全体にとって大変有益なものとなる…はずでした。
しかし常長が日本を離れていた間に江戸幕府の政策は鎖国、
キリスト教は禁教となったため、長年の功績は評価されず
常長はその2年後に死去してしまいました…
うーん、果たした業績にしてはあまりにも寂しい最後…
しかし後世の人々によりその功績は再評価され、現在では仙台
市内だけでなくイタリア、キューバ、フィリピン等にも常長の
銅像が設置されているそうです。
うんうん…よかったね、常長…(ノД`)・゜・。泣
また大郷町には「支倉メモリアルパーク」という、常長のお墓が
あるといわれる公園があります。
※なお宮城県には他にも2か所、常長のお墓とされる場所があります。
興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、伊達政宗が支倉常長を欧州へ遣わした真の狙いは、
スペインと軍事同盟を結び、スペイン艦隊と共に徳川幕府を倒すこと
だった…という説もあるそうですね!
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