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源泉かけ流しの宿 湖泉荘のお知らせ・ブログ
甲斐の国-甲州市塩山『恵林寺』
更新 : 2013/12/3 8:35
山梨県甲州市塩山小屋敷にある臨済宗妙心寺派に属する寺院です。庭園は国の名勝に指定されています。
時は戦国の世、天文10年(1541年)には武田晴信(信玄)が臨済宗妙心寺派の明叔慶浚・鳳栖玄梁を招いて再興しました。
永禄7年(1564年)には武田氏により寺領が寄進され、永禄7年(1564年)に美濃崇福寺から快川紹喜が招かれました。信玄の死後、天正4年(1576年)4月には快川を大導師に、嫡男の勝頼を喪主として信玄の葬儀が行われました。(「天正玄公仏事法語」)
天正10年(1582年)4月3日、織田軍の甲州征伐で武田氏が滅亡した後に恵林寺に逃げ込んだ六角義弼の引渡しを寺側が拒否したため、織田信忠の派遣した津田元嘉らによって焼き討ちとなりました。この際、快川紹喜が燃え盛る三門の上で「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と偈を発して快川紹喜は焼死したといわれ、後代には快川の遺喝として廣く知られ、再建・改築された三門の両側にも、この偈が扁額として掲げられています。
境内には、信玄公の墓所・柳沢吉保の墓所があります。
場所:山梨県甲州市塩山小屋敷2280
HP:http://www.erinji.jp/
交通
電車:JR中央本線-塩山駅下車南口からバスで西沢渓谷行、恵林寺前下車
車:中央自動車道-勝沼ICから国道20号線を大和・大月方面へ、「柏尾」交差点を左折 「等々力」交差点を右折、「西広門田橋南」交差点を左折、「中沢ガード北」交差点を左折