日本最大級の断層系です。
糸魚川静岡構造線より東方のフォッサマグナ地域では、新第三紀の堆積岩に覆われています。諏訪湖南方の茅野からはよく露出しています。伊那谷を少し東にずれた伊那山地と赤石山脈の間を南西に向かって走っています。

国道152号線(杖突街道〜秋葉街道)を南下しますと、伊那市長谷・大鹿村・飯田市上村と続いて行きます。伊那市長谷と大鹿村の境には、分杭峠があり0磁場で有名なパワースポットがございます。冬季期間は閉鎖されます。

間近で高さ約５ｍの露頭を見ることができます。ハッキリとした色の違いで岩石の特徴が良くわかります。国の天然記念物に指定されています。
領家変成帯の花崗岩と、三波川変成帯の緑色片岩の間が、地質境界の中央構造線です。暗色に見える地質境界の部分は、幅約１ｍの断層ガウジまたは断層各礫になっています。

アクセス：
お車で：
中央自動車道 松川IC下車、松川町市街地を抜け県道59号線を経由、国道152号線を北上します。松川ICより約50分