みなさま、こんにちわ。うだるような夏もようやく終わる気配を感じる今日この頃ですね。

先日、愛車（自転車）で町を走っていたら、“天使突抜”の文字が目に飛び込んできて、思わず写メを撮ってしまいました。それが町名であることに気づくまで、数秒かかりました。マンションや電柱のプレート、町内の掲示板に“天使突抜”と書かれていたため合点がいきました。

“天使突抜”、名前の由来は、その昔、天下統一を果たした豊臣秀吉が、京都に次々と新しい通りを築いていきました。その一つが、「天使の社」と呼ばれ庶民に親しまれていた五条天神宮の境内を貫通させ、通りを築き、その通りの両側にできた町が“天使突抜”と呼ばれるようになったとの事です。ちなみに“天使”はエンジェルの事ではなく、天神宮に祀られた天照大神ら三神のことだという事です。

京都には他にも、轆轤町（ろくろちょう）、一口（いもあらい）、先斗町（ぽんとちょう）など、名前の由来を探らずにはいられない地名が沢山存在します。今はインターネットですぐに調べられてしまいますが、そんな事をする前に、自分なりに由来を想像したり、推理したり、創作してしまうのも楽しいかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★せーじ★