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「星を体感する癒しの宿」森のアトリエ☆南阿蘇ルナ天文台のお知らせ・ブログ
東京 コンサート&美術館めぐり−3
更新 : 2011/11/20 21:27
用事も済んで、今日は熊本に帰るだけなので、またまたはしごをしました。
まず、国立西洋美術館で開催中の「ゴヤ展」。あの「着衣のマハ」を見に行ってきました。
ゴヤの筆致は意外とさらってしているのに、それが少し離れてみるとゴージャスに見えるんですね。凄いものです。
また、宮廷画家としての側面だけではなく、戦争の惨禍の生々しい素描や風刺画など、ただの絵師ではない、時代の先を見つめる先駆者だったことも分かりました。
お昼には、第一生命ホールで行われた「カルミナ四重奏団」の昼の音楽散歩を聴きにいきました。
スイスの誇る名門弦楽四重奏団が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などのよく知られた小品の数々を、解説を交えながら楽しく演奏してくれました。
ボッケリーニの「ファンタンゴ」というフラメンコの曲を、チェロ奏者がカスタネットも顔負けの細かいリズムで演奏していたのはびっくりでした。
最後の曲、ジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」もご愛嬌でしたね。
午後は、江戸東京博物館で行われている「ヴェネツィア展」に。
十字軍のころから栄え、ルネサンス期には時代を代表する国家のひとつになり、バロック時代には芸術の都となったヴェネツィア。
とりわけ音楽的には、ガブリエリやモンテヴェルディやヴィヴァルディなど、ルネサンスからバロックを代表する音楽家たちが活躍した街で、サン・マルコ寺院はその中心でした。
その聖歌隊席の上部のパイプオルガンを飾っていた聖マルコの木製ライオン像が、展覧会の入り口を飾っていたのは感激でした。
世界最初の歌劇場が作られたのもヴェネツィアでしたね。