こんばんは。
ホテル祇園一琳です。

最近は冬の寒さも和らぎ、日の時間も延びてまいりました。しかし寒い日はまだまだ続いています。体調管理には引き続きご注意くださいませ。

当ホテルの位置する祇園には多くの歴史・趣のある寺社がある一方で、多くの京料理や京懐石を楽しめるお店がたくさんあります。中でも花見小路通りには多くの飲食店が連ねており、時期を問わず多くの観光客の方が訪れます。四条通から花見小路通りに入り進んでいくと京都を代表する寺社のひとつである建仁時があります。今回は当ホテルから徒歩三分の場所に位置する建仁寺についてご紹介致します。

建立は鎌倉時代の1202年です。将軍源頼家が寺域を贈与し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立されました。元号を寺号とし、山号を東山（とうざん）と称します。建仁寺の開山の際、禅宗の祖である栄西は宋（現在の中国）からお茶の種を持ち帰ったため「茶祖」といわれています。栄西の用いた茶はそれまでの固形茶とはちがい、茶葉を挽いて湯に入れて飲む新しい喫茶法を携えて帰国しました。その後茶の栽培を推奨し大衆に親しまれるようになりました。そのため境内には随所で美しいお茶の緑を茶垣などで楽しむことができます。栄西禅師の墓所として知られる開山堂の手前には茶祖としての栄西の茶碑が建てられており、裏手には慎ましやかな茶園があります。
　
建仁寺は清水寺や八坂神社といった京都を代表する遺産ともアクセスがよく、当館の位置する東山に集中しています。京都を観光する際はぜひ訪れてみてください。抹茶のスイーツや抹茶を飲みながら町を歩けば古都の人々の気分を味わうことができると思います。

ご予約お待ちしております。