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ホテルオーシャン(那覇国際通り)のお知らせ・ブログ
◆◇◆ヌンチャクについて◆◇◆
更新 : 2015/1/27 14:01
・ヌンチャクは、古武道で使用される武器のひとつです。形状は2本の同じ長さの棒を紐や鎖などで連結させ、攻撃や防御に使用します。正式に規定の長さや形状の定めはありませんが、一般的には長さが約30cm〜45cm、太さが25mm〜35mmが主流とされています。
我が沖縄硬軟流では、沖縄古武道を基本とし遠心力を利用しての「打撃」と、二本を束ねて「突き」又は中心にある紐の部分を使用して、相手の武器や腕を挟みこみ攻撃を制御したりします。
材質は樫の木を使用するため、後頭部への攻撃では一撃で大きな破壊力を出す武器のひとつです。現在では折りたたみが出来るものや、グラスファイバーやLED内蔵の物等バリエーションも豊富に揃っているようです。
ブルースリー等のカンフー映画で頻繁に利用された事から、ポピュラーな武器のイメージがありますが、古武道の世界では有段者のみが習得できる武器として位置づけられています。
流派によって違いはあると思いますが、沖縄古武道では初段の試験で、初級の棒術・トゥンファー、弐段参段で中級の棒術・サイ、そして四段から初めてヌンチャクの使用があるほど、熟練が必要とされる武器とされています。
ただ最近は子供たちに古武道を好きになってもらうため、早くから子供たちに教えています。
元々は琉球王朝時代に上流階級の貴族が馬を飼育しており、その馬の顔に装備していた「ムーゲー」が進化して現在の形になったといわれています。私が最初に通っていた道場には、その「ムーゲー」自体がありました。私個人ではヌンチャクはまあまあ出来るほうだとは自負していますが、この「ムーゲー」は曲線や突起箇所があるため、かなりの熟練者でないと使いこなせない代物でした。
是非、動画で子供たちのかわいらしいヌンチャク演舞を見て下さい。
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