宿番号:345778
ホテルオーシャン(那覇国際通り)のお知らせ・ブログ
使ってみよう沖縄方言そのミーチ(3)の巻
更新 : 2016/6/9 17:19
ハイサイ ちゅーうがなびら(皆さんこんにちは)。
使ってみよう沖縄方言その(3)について、今回も少しだけお話しさせていただきます。
前回までは沖縄本島の方言について色々お話しさせていただきましたが、そのミーチ
(3)では宮古島の方言(ミャークフツ)について少しだけお話しさせてください。
宮古島には沖縄本島とは少し異なった独特の味わい深い方言が多数あります。
特徴としては特に使いまわされている発音で、「ん」から始まる言葉や「っ」から始まる言葉が多く、よく聞いてみるとフランス語・中国語ではないかと錯覚してしまうぐらいです。
沖縄に居ながらにして海外の街並みを幻想してしまうのではないでしょうか。
宮古島方言の発音の特徴に「ん」から始まる言葉が多数存在すると先ほどお話ししましたが、面白いお話をひとつ紹介したいと思います。
宮古島の子供たちがしりとりをしています。一般的にしりとりの禁句言葉は語尾に「ん」がつくと、そこでゲームは終了となりますが、ここでは「ん」のつく言葉が多数存在するのでゲームは何事もなく延々と続行します。
例:りんご→ごはん→ん〜ぶ(おへそ)→ぶた→タヌキ→きりん→んむ(芋)→ムクドリ
→リボン→ん〜かじ(ムカデ)→自転車→やかん→んぬぅつ(命)→つばめ→メダカ
→カメレオン→んむっし(おもしろい)・・・・・・・・・
終わりません。果てしなく続いていきます。・・・・・・・
宮古島の酒宴での習慣に「おとーり」という、大勢でお酒を順番に飲み干すという儀礼的な飲み方があるのですが、飲み干す前に必ず、挨拶がてらに今の気持ちを皆の前で話すことがルールとなっており、宮古島の人たちはもれなく話が延々と続く現象が発生します。
これは先ほどのしりとり遊びによって培われた、会話を終わらせない特技ではないでしょうか。
皆さんも是非、宮古島で独特な体験をされてみてはいかがでしょうか。
次回、沖縄方言そのユーチ(4)でお話しできれば幸いです。
本日の投稿は沖縄瓦屋根の上に鎮座する、“東風平シーサー”でした。