皆さまこんにちは。
すっかり梅雨本番となりました。外ではじめじめとして過ごしにくい季節ですので、こんな時は自宅やホテルのお部屋で読書などいかがでしょうか。

そんな梅雨の時期に私のおすすめの本を紹介させていただきます。
静岡県出身の宇佐見りん氏の『推し、燃ゆ』です。第164回芥川賞等を受賞され大きな話題となりました。
思春期の少女の不安定さや繊細さ、鬱屈とした感情などが現代的で人間味溢れる表現で描かれており、一文一文からさまざまなことを考えさせられました。
作者の宇佐見りん氏は私と同世代ということですが、既に本作を含め3作長編を出版されておられます。
これからもなお一層のご活躍を期待したいです。

さて、『推し』という言葉ですが、もともとは「イチオシの」「1番好きな」と言った意味でアイドル、芸能人、架空のキャラクターなどに使われてきました。
ところが、最近では「オススメの」「贔屓にしている」と言った意味合いでお店や商品、ブランドに使われてる例をしばしば見かけます。
そう言った意味では当館もお客様の『推し』のホテルになれるよう、日々サービスの向上に努めて参ります。