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地元 名護市の偉人
更新 : 2010/9/22 14:19
皆さま こんにちは。
皆さまは、「琉歌」をご存じでしょうか?
琉歌とは、いわゆる沖縄版の和歌のようなもの。
五・七音が組み合わさっている和歌とは異なり、
琉歌は、八・八・八・六の組み合わせで詠まれ、
琉球古典の歌詞もこの音の組み合わせで、よく詠まれているんです。
さて、本日はこんな琉歌をご紹介。
「ほめられもすかぬ そしられも好かぬ 浮世なだやすく 渡りぼしやぬ 」
意味:誉められることも好まない。そしられることも好まない。
この世はただ無事平穏に渡りたいものだ。
この琉歌を詠んだのは、名護市の偉人「名護親方(ナゴウェーカタ)」
17世紀後半から18世紀前半にかけて活躍した、国際的な教育家です。
中国に渡り、様々な学問を学んだ「名護親方」は、中国から持ち帰った
『六諭衍義(りくゆえんぎ)』という本を普及させたり、
琉球で初めての学校「明倫堂(めいりんどう)」を創立し、
琉球王府時代の教育に尽力しました。
この名護親方は今でも、名護市の人々に親しまれ、敬われており、
市内にある名護博物館には、名護親方の銅像が建てられています。
一度ご覧になってみては、いかがでしょうか。