この木なんの木?エノキです。
エノキタケ?いいえ。エノキです。
レストランから見える一番大きな樹。
つい先日お客様からとても大きな樹があるね!と声を掛けていただきました。
その大きな樹。
エノキとは、北海道を除く日本全国に自生するニレ科の落葉樹です。
根張りの美しさは日本の樹木でもナンバーワンと言われています。
エノキの名前には諸説がいくつかあります。
まず、信長、家康、秀忠、家光のうちの誰かが、”余の木(ヨノキ)”を一里塚に植えるよう命じ、これに応じる形で植えられたのがこの木であったため、ヨノキが転じてエノキとなった説。
次に、縁起の良い樹を意味する「嘉樹(ヨノキ)」が転じてエノキとなった説。
最後に、秋にできる朱色の実は小鳥や森の生き物に人気が高く、「餌の木」からエノキとなった説。
どれも本当のように感じますね。
きっと、4人のうちの誰かが縁起の良い樹を意味するヨノキを植えるように命じ、たまたま秋に出来た実に沢山の生き物が集まっていった様を見た人がエノキと名付けたんだと私は思います。
生き物にも人気で昔から縁起が良いと伝えられていたエノキ。
是非一度エノキを目当てに来られてはいかがですか?