先日イーアスつくば2階のサイバーダイン様で【HAL体験】をして参りました。
サイバーダイン様はロボットスーツを発案・製造・運用されている会社。現在全国には約300体ほどのHALが活躍しているようです。このHALは何をしてくれるロボットスーツかと言うと・・・

HAL(Hybrid Assistive Limb)とは、体に装着することによって、身体機能を補助・増幅・拡張することができる世界初のサイボーグ型ロボット。
人が筋肉を動かそうとしたとき、脳から運動ニューロンを介して筋肉に神経信号が伝わり、筋骨格系が動作しますが、その際に、微弱な生体電位信号が皮膚表面に漏れ出してきます。HALは、装着者の皮膚表面に貼り付けられたセンサでこの信号を読み取り、その信号を基にパワーユニットを制御して、装着者の筋肉の動きと一体的に関節を動かすのです。これによって動作支援が可能になります。
生体電位信号を検出し、人間の思い通りに動作する「サイバニック随意制御システム」だけではなく、人間のような動作を実現することができる「サイバニック自律制御システム」の二つの制御系が混在したサイボーグ型ロボットです。

と言う事なのですが、簡単に言うと重さ約11キロのこのロボットスーツが、動けない方や動きにくい方の動作を補助してくれるサポートロボット。例えば・・・

高齢や各種筋肉、神経等の障碍により下肢動作や歩行に不自由を感じる方、補助が必要な方で、今まで歩けなかったような方が、このHALを使う事で自分一人で歩けるようになる事が可能かもしれないのです。
また今回驚いたのは、たとえばイチロー選手やタイガーウッズ選手のフォームをプログラムにインプットしてそのボディースーツを着用すれば同じフォームを体験することが出来たり、100ｍを10秒で走るプログラムをインプットすればそれを体験できたり・・・と妄想は広がるばかり。ただ現在のHALの目的とプログラミングとはリンクしないので、上記のようなものを体験したいのであればそれに特化した商品を製造しなくてはならないとの事。
そうなるともしかしたら、人間が作ったサイバニクスに人間が教えを被るような時代がすぐそこに来ているのですね。つくばのサイエンスの街を体感した不思議な体験でした。

体験内容の詳細はまた後日・・・　つづく。

●サイバーダイン
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