こんにちは!雲仙宮崎旅館のキヌです。
さて、早いもので雲仙宮崎旅館がリニューアルの為に休館するまで
残すところ1週間を切りました。
私がこちらのブログを、前の担当から引き継いだのが2010年の2月。
最初の記事は、雲仙灯りの花ぼうろの記事でした。
雲仙宮崎旅館に来てくださるお客様には、
ブログをプリントアウトして持ってきてくださるお客様や、
ブログに掲載しておりますお店の問い合わせなどがあり、
とても嬉しく思って日々を過ごしておりました。
本当に、たくさんのお客様に雲仙宮崎旅館をご利用いただき、
たくさんのお客様に、このブログを見て頂けたことを
本当に嬉しく思います。
10年と言う長い間、拙い文章にお付き合いくださり、
ありがとうございました。
そして、今日は雲仙宮崎旅館の館内にあるお花を、
60年間、毎週活けて下さった小原流の津田先生をご紹介致します。
雲仙宮崎旅館のエレベーター横にある、立派な活け花。
スタッフもお客様も、思わず足を止めて眺めてしまうほど豪華な活け花は、
雲仙宮崎旅館のフォトスポットとしても人気があります。
こちらの活け花は、小原流といい日本三大流派の一つだそう。
その活け花を、毎週欠かさず活けてくださるのが、御年90を超える津田先生です。
女将の話によりますと、女将が雲仙宮崎旅館に嫁いできたのが58年前。
そして、津田先生は女将が旅館に来るよりも早い60年前から
来てくださっているそうです。
かつては、雲仙温泉街の他の施設さんのお花も活けて下さっていたそうなのですが、平成2年に起こった、雲仙普賢岳災害でお客様が全くいらっしゃらない日々が続くとともに、お花を活ける施設も、当館だけになってしまったとの事でした。
その津田先生が、雲仙宮崎旅館での最後のお花を活けてくださりましたよ。
とっても豪華で素晴らしいお花がこちらです。
写真では伝えきれない程、実際はもっと素晴らしい活け花。
今までよりもさらに豪華に、活けてくださりました。
本当に感動できる美しさがあります。
コロナウイルスの影響で、外出を控えられている方も多いと思いますが、
写真でたくさんのお客様に、素晴らしい活け花を見ていただければと思います。
雲仙宮崎旅館 キヌ