男子休日委員会
更新 : 2018/4/30 3:36
皆さんこんにちは。札幌にもようやく春がやってきました。お出かけが楽しいシーズンの到来です。
観光で来札されるお客様は、みなさん思い思いの観光ガイドブックを片手に春の札幌を楽しんでおられますが、今日ご紹介する『北海道央男子休日』は一般的な観光ガイドブックとはちょっと趣きが異なります。
台湾からやってきた「男子休日委員会」の3人組が札幌滞在を楽しんだときの様子をたっぷりの写真とともに一冊にまとめたもので、どちらかというとルポルタージュに近いものかもしれません。
朝食を作り、ジョギングをして、カフェや古本屋をめぐり、北大の学食でカレーを食べ・・・。彼らが異国であるはずの札幌の地で過ごす日々は私たちと同じ普通の日常生活なのですが、それが新鮮に写るのは彼らの瑞々しい感性のおかげなのでしょう。
デジカメ全盛の昨今ではあまり見かけない、ピントの甘い、露光不足っぽい写真はどこかファンタジックで、住み慣れた札幌の街がどこかの見知らぬ街のよう。彼らの目を通して見ると札幌ってこんな感じなんだ、と思わせられます。
勢い余って函館まで足を伸ばしてしまうのもご愛嬌(そこはもう道央ではありませんよー)。
観光で来札される方のみならず、札幌で暮らす人々にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。きっと新しい発見があるはず。
※内容はすべて中国語なのですが、基本漢字表記なので日本人でもなんとなく意味はわかります。
著者:男子休日委員會 / 出版社:自轉星球 / 320P / ソフトカバー