イランカラプテ
更新 : 2018/9/2 17:52
みなさん!イランカラプテ!
アイヌ語について、お話ししたいと思います。
アイヌの人たちは、文字を持たない民族といわれています。
なので、今アイヌ語を話すことができる人はほとんどいません。
研究をしている方はいますが、なかなか難しいようです。
北海道の地名は、読めない!とよく言われますが、
地名の約8割がアイヌ語に由来しており、それを漢字で表しているからです。
アイヌの人たちは、川のそばで生活していたので、川や沢を意味する地名が多くあります。
札幌もアイヌ語の「サリ・ポロ・ペッ」乾いた・大きな・川という意味です。
札幌市内に、豊平川という川がありそれが由来といわれております。
「アイヌ」とは、「人間」という意味です。
最近、北海道の有名なお米で「ゆめピリカ」がありますが、「ピリカ」は、良い・キレイという意味です。
「イランカラプテ」は、“あなたの心にそっとふれさせていただきます”という意味で、最近これを「こんにちは」という表現として使っています。
皆さんもご存知の「ラッコ」も、意外ですがアイヌ語です。
アイヌ古式舞踊はユネスコの世界無形文化遺産にもなっており、阿寒湖温泉のアイヌコタンで見ることができます。
札幌から車で2時間半程にある平取町にはアイヌ文化博物館があり、2020年4月には、白老町に国立アイヌ民族博物館がオープンします。
お時間がございましたらぜひアイヌ文化に触れてみてくださいね。