『冬の訪れ』
更新 : 2018/10/21 1:32
皆さんこんにちは。北海道は、気温がどんどん下がり日中でも20度を超える日は
ほとんどなくなりました。しまっておいたセーターをついに着る時がやってくるくらい
冬の足音が近づいてきた今日この頃でございます。
さて、今回北海道でもうすぐ冬だな〜と感じるものをご紹介します。
それは「雪虫(ユキムシ)」です。雪虫とは愛称で、その正体は『アブラムシ』の仲間です。
北海道にいる虫の具体的な名前が『トドネオオワタムシ』と言います。
東京地域では、『オオワタ』や『シーラッコ』、『シロコババ』、京都地域の『白子屋お駒はん』、他の地域では『ユキンコ』、『しろばんば』といった俗称もあります。
北海道と周辺の島々では、初雪の降る少し前に出現することが多いため
冬の訪れを告げる風物詩で、俳句の冬の季語にもなっています。
秋になって、越冬する前などに羽を持つ成虫が生まれ、交尾をして越冬のために産卵します。羽を持つ成虫が綿をまとい空を飛びます。この時に、雪虫と呼ばれる白い虫になるのです。
そんな雪虫は、雄には口が無く、寿命は1週間ほど。雌も卵を産んでしまうと死んでしまいます。熱に弱く、人間の体温でも弱ってしまいます。
雪虫は、歩いている時に服にいつの間にか付いていたりします。
その瞬間に雪虫の儚い命が散ってしまうと思うと、感慨深いものがありますね。
道外の方にはあまり馴染みのない「雪虫」。
先日、雪虫を見かけたのでそろそろ北海道にも初雪が降るかもしれません。
紅葉から冬景色に色を変える北海道をお客様自身の目で、体で感じていただきたいです。
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