万葉集
更新 : 2019/4/7 15:32
皆様 こんにちは
次の元号が「令和」と決まり、メデイアもその話題で賑わっていますね。
出典は日本最古の歌集であり、天皇や皇族から農民、普通の生活者まで
幅広い層の人々が詠んだ歌が収められている「万葉集」よりの引用です。
古典の中でも一番広く親しまれている歌集です。
「万葉集」の時代はおよそ1200年前、仁徳天皇の御代から淳仁天皇の御代に至る
約400年間となっています。
話題に乗じて私も本棚から「万葉集」の文庫本を取り出してみました。
「巻の第五 太宰の師 大伴の卿が宅の宴の梅の花の歌三十二首」の序文・・・ありました!!
また、丁度 同じ巻の第五に 山上憶良の「子等(こども)を思ふ歌」を見つけました。
瓜食(は)めば子等(こども)思ほゆ 栗食(は)めばまして思ほゆ 何處(いずこ)より来たりしものぞ
眼交(まなかひ)にもとな懸(かか)りて 安眠(やすい)し寐(な)さぬ
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに 勝れる寶 子に反(し)かめやも
学生時代、この歌がとても好きで、子供に寄せる親の想いをしみじみ感じ入りました。
「万葉集」には 家族 子供 恋人 山 海 全てに寄せる思いが詠まれて収められているのです!!
安倍総理の談話から
悠久の歴史と薫高き文化、四季折々の美しい自然。
こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。
人々が美しくこころを寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている
残すところ1ヶ月となった「平成」の御代、平成天皇の退位におもいを馳せながら
令和天皇の即位の日を待ちわび、静かに過ごしたいと思います。