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季節のこだわりバイキングと美肌の湯の宿 仙渓園 月岡ホテルのお知らせ・ブログ
親父のひとり言 『心憎いひとこと』
更新 : 2012/11/11 8:46
盛岡に行って、食べる楽しみのひとつに、焼肉と冷麺がある。
駅前、菜園、大通り、街の郊外、どの店に入ってもレベルが高い。
店で食べる冷麺は、どこでも甲乙つけ難く、おいしいが、持ち帰りとなると、どうしても「ぴょんぴょん舎」の冷麺になる。東京に住んでいる三女は、これが好物で、私は盛岡に行くたび、この店の宅配伝票を書くことになっている。
余談であるが、「ぴょんぴょん舎」とは、社長の名字の辺(ぴょん)さんに因んで付けたと聞いた。何も、ウサギを飼っているわけではないということで納得した。
今回は、駅前店に入った。ランチメニューは、ボリュウムたっぷりで、お得なセットメニューが多い。ちょっと多いかなと思いつつ、冷麺と焼肉丼のセットを注文した。人気店のランチタイムは混んでいるが、サービス担当の女性は、皆てきぱきとして感じがいい。
ほどなくしてランチセットが運ばれてくると、食う気満々で箸をとった。冷麺に、カクテキの辛味をたっぷりきかせ、冷麺をあっという間に食べ終え、次に焼肉丼を食べようとしていた時、隣のテーブルはオーダーに手間取っているようである。
何気なく聞き耳を立ててみると、じゃあじゃあ麺はないのかと言っているのである。私と同じく、出張できたらしいその男性は、盛岡名物の冷麺、じゃあじゃあ麺、わんこ蕎麦が全く別物だということが分かっていなかったようである。
しかし、担当の女性は、懇切丁寧に、じゃあじゃあ麺の人気店と場所を説明し、最後に満面の笑顔で「明日はこちらでお待ちしていますから」と言ってその男性を見送った。
若い女性に心憎い応対を受け、明日はきっと来ざるを得ないことになると思った。そばで、このやり取りを聞いていた私も盛岡に来るたび、来ざるを得なくなると予感した。