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上山市民俗行事「加勢鳥」(かせどり)
更新 : 2022/2/6 8:14
かみのやま温泉では毎年2月11日「加勢鳥」という伝統行事が行われます。
〜上山市観光物産協会HPより〜
“ケンダイ”という藁蓑をかぶった若者に手桶から祝いの水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈る、江戸時代初期から伝わる上山伝統の民俗行事です。
※2021年度は、上山市内在住の加勢鳥保存会員・賛助会員のみで執り行う予定です。一般参加者の募集は行いませんので何卒ご了承ください。
日時/2022年2月11日(金・祝)10:00〜11:00予定
場所/上山城正門前広場、JRかみのやま温泉駅前予定
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、時間を短縮し規模を大幅に縮小して開催予定です。
10:00 祈願式・演舞予定(上山城正門前広場)
10:30〜 上山城の後は車でJRかみのやま温泉駅前に移動し、演舞をして終了予定です。
※まちなかの練り歩きや商店、旅館、施設等での演舞は中止となりました。
※今後の状況により一般公開も中止になる場合があります。
11:00頃 終了予定
お問い合わせ/加勢鳥保存会事務局(上山市観光物産協会)
TEL.023-672-0839 FAX.023-673-3622
◇カセ鳥プチマルシェ
10:00〜16:00 かみのやま温泉駅付近(旧 風月堂)で開催予定
〈加勢鳥の歴史と由来〉
加勢鳥は、五穀豊穣・家運隆盛をもたらす歳神様の来訪行事で、「小正月に遠い土地からやってくる神の声によって一年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられ、「御前カセ」と「町方カセ」が行われていました。
御前カセは、寛永年間に始まり、毎年旧正月の十三日、上山城に昇殿を許された高野村の若衆三人が、御前で加勢鳥を披露。御殿では新しい手桶と柄杓で加勢鳥に水をかけ、酒と銭一貫文でねぎらいました。
一方の町方カセは、十五日、周辺部の各村から集まった若衆が、商家の連なる町中の門々を歩き回り、出迎える町の若衆は裸になって手桶の水を争うようにかけ、町人たちは火伏せや商売繁盛を祈願してご祝儀を出し、酒や切り餅を振舞いました。
・加勢鳥の藁
神の化身である加勢鳥。そのケンダイから抜け落ちた藁は縁起物です。
加勢鳥の藁で女児の髪を結うと、黒髪の豊かな美人になると言われています。
※ケンダイ(加勢鳥)から藁を直接引き抜かないようにお願いいたします。
縁起物の藁は、加勢鳥から“抜け落ちた”藁です。
どうぞお持ち帰りいただき、大切に保管してください。