宿番号:348060
旅館 大村屋のお知らせ・ブログ
【おかみ通信】お母さん〜
更新 : 2010/12/5 13:17
今夜、ふと引き出しの整理をしていたら平成9年9月9日に
76歳で他界した泣き母の闘病日記が出てきました。
入院してからその日の調子やお見舞いに来て頂いた方々の事や
同室の方々手術に行かれるさまや、全ての人への感謝、
孫が千羽鶴を作ってくれた喜びや自分の産みの父は笛が上手で
母は吟詠が上手だった話やこれ迄の父や子供に対しての感謝等が綴られていました。
胃癌が見つかった時は時すでに遅しだったけど主治医の言う事を
素直に聞き最後迄前向きに生きた母でした。
偶然に見つけた母の日記に娘と2人泣きながら
おばあちゃんの分まで身体を大事に〜
そして、お互い自分を見つめ直し産んでくれた事に感謝した夜でした。
最後は書く事すら出来ず私に大村屋に恩返しをしなさい…と微かに囁いてくれ…
厳しいお父さんだったけど〜苦労もしたけどお父さんと結婚して幸せだったよ。
と言ったのが最後の言葉でした。
忘れ掛けていた親心を娘と共有した一夜でした。
明日から初心に戻り歩き出します。皆様も色んな事があられると思います。
私共々身体あってです。くれぐれもご自愛下さいませ。
皆様お疲れ様です。
もし、良かったらどうぞ心と身体を癒しに大村屋にお出掛け下さいませ。
お休みなさい。
おかみより
きょうのうた a world to believe in/Celine Dion
この曲は私が手術をした時に全身麻酔薬が効ける迄
手術室で流して頂いた曲で〜今も辛い時に聴いています。ぜひ、皆様も聴いてみて下さい。
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