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    御印祭

    カテゴリ:その他 2018年6月19日(火)〜6月20日(水)

    更新 : 2018/6/16 14:27

    【御印祭(ごいんさい)】というお祭りをご存じでしょうか。
    高岡市の観光名所の一つでもある「金屋町」にて毎年6月19日、20日に行われるお祭りです。

    御印祭は、前田利家公とおまつの方の長男である前田家2代目藩主前田利長公より領地を拝領し、その手厚い保護に感謝し、利長公のご命日に藩主を偲ぶために行われるお祭りです。
    また、高岡銅器の隆盛をご報告し、感謝をささげる為のものでもあります。

    利長公は高岡の繁栄の為に7人の鋳物職をこの地に呼び寄せ、宅地や様々な特権を与え手厚く保護したそうです。そして利家公の死後、その御恩に報いるために命日に御印文書を掲げて礼拝したことが御印祭の始まりとのこと。


    6月20日のご命日には利長公の墓所前で奉納踊りが行われ、感謝を込めて舞と祈りを捧げます。

    前夜祭である6月19日には子供から大人まで総勢1000人もの躍り手が集い町流しを行い、見物客も合わせ大勢の人で賑わいます。

    御印祭で踊られる舞いは、弥栄節【(やがえぶし)又は(やがえふ)】と呼ばれる鋳物師の作業唄で、しっとりとした女踊りや、勇ましい男踊りがあります。「エンヤシャヤッシャイ」という威勢の良い掛け声に合わせて躍り手たちが千本格子の町並みの金屋町を練り歩く姿は、どこか懐かしい雰囲気を感じるかもしれません。

    提灯の灯りに照らされた石畳と千本格子の歴史情緒あふれる金屋町の姿はこの2日間のみしか見る事が出来ません。鋳物職人たちの心意気を今日まで歌い継いできた伝統ある祭りへ是非一度お越しください。

    写真提供:高岡市

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