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小樽 難読地名シリーズ4
更新 : 2023/5/31 15:19
▲写真:北海道余市町公式ホームページより
こんにちは、子供のころから宇宙人や未確認生物が大好きなフロントの高橋です。
さて、今回からは小樽市内ではなく小樽の隣町、余市町の地名に関してのお話です。
小樽へ宿泊して隣接する余市のニッカウヰスキーなどへ観光しに行く方も多いので、せっかくならと思い余市町内まで範囲を広げてみようと思います。
では早速、今回の難読地名をご紹介します!
『畚部』※正解は最下部!!!
さて、こちらの『畚部』という名称、余市町栄町の旧村名です。地域内には畚部岬や畚部川、畚部洞窟という場所がありますがこちらでは国指定史跡でもある畚部洞窟に焦点を当ててご紹介したいと思います。かなりロマンのある話です。
まずは畚部のおおまかな位置ですが、小樽市の西部。小樽市と余市町の間くらいで、JR小樽駅から2駅、蘭島駅が最寄りです。
この畚部洞窟は、1950年に札幌から海水浴に来ていた中学生の兄弟が偶然発見したそうです。翌年1951年の調査団には考古学者、人類学者、地質学者、大学教授に混ざって発見者の中学生兄弟も同行したんだとか。(めちゃくちゃワクワクしたでしょうね!)
洞窟内は意外と小さく、幅・約6メートル、高さ5メートル、奥行き7メートルです。ですが、決して広くはない洞窟内から続縄文時代の物と思われる土器や骨、そして一躍この畚部洞窟を有名にした約800点の岩面刻画が見つかりました。わかりやすく言うと彫刻で刻まれた壁画みたいなものですね。
広くはない空間に800点の壁画はかなり迫力があります。
また、刻画の中には翼の生えた人間に見えるものや、宇宙人にも見えるような刻画もあったことから全国でも話題になったそうです。(現在では有翼人ではなく北方民族のシャーマン・呪術師と言われていますが・・・)
こちらの畚部洞窟、普通に観光できるので是非ロマンを感じに行ってみてほしいです。
では、肝心の『畚部』の読み方ですが・・・
『ふごっぺ』
私には初見で読むのは無理です。読める人はいないでしょう。きっと。
現在は『フゴッペ』とカタカナ表記をしている看板も多いですね。
語源はアイヌ由来だそうですが、「波の音が大きいところ」「番をするところ」などいくつかの説があり、現在まで解明されていないそうです。そんなところもロマンを感じますね・・・。
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