宿番号:350718
プレジデントホテル水戸のお知らせ・ブログ
広大な自然と見事な襖絵に優雅さ感じる「好文亭」
更新 : 2009/1/16 23:44
こんにちは!フロント担当きのぴおです♪
さて、昨日、水戸駅から上り電車に揺られ、車窓から偕楽園を見学してきました!
常磐線は、偕楽園のふもと、広大な自然が広がる公園の中を走っています♪
そして、見えました!梅の花♪
この寒さの中、もう早咲きの梅が咲き始めています!「梅まつり」が楽しみです♪
さて、今日は、その偕楽園内にある「好文亭(こうぶんてい)」をご紹介します。
好文亭は、偕楽園の創設者、水戸藩第九代藩主徳川斉昭公により、
詩歌の会や茶会などを催すために建てられました。
偕楽園は、斉昭公が「領内の民と偕(とも)に楽しむ場に」という願いを込めて
名付けたそうですので、好文亭で“民と偕に”茶会などを楽しんだのでしょうね!
外見は素朴な雰囲気、広大な公園の中にあるので一見小さく見えますが、
入ってみると、中は素朴ながらもとても優雅で、実はとても広いのが分かります。
私が是非見ていただきたいと思うのは、奥御殿の襖絵(ふすまえ)。
奥御殿には、10の部屋がありますが、それぞれの襖絵がとても素敵なのです!!
各部屋は、『菊の間』『桃の間』というように、花や樹木の名前がついています。
他に、つつじ、桜、萩、紅葉、松、竹、そして梅の間、
真っ白な壁の『清の間』があります。
なかでも、『梅の間』は、亭内で最も貴い部屋とされていたそうです。
さすが梅の名所ですね♪
どの襖絵も見事ですが、桜、紅葉、梅の襖絵は圧巻。
私はしばらく立ち止まったまま動けませんでした。
当時、この亭内で、斉昭公や領民はどんな時間を過ごしていたのでしょうね…
華やかな部屋、外を見れば南から射す暖かな陽光と眼下に広がる緑、千波湖…
さぞかし優雅な時間が流れていたことでしょう。
見事な襖絵と素敵な景色に、当時の人々の微笑が見えるように感じました。
ほかに、ちょっと面白いものも見られますよ!
部屋の角で90度方向転換できる雨戸(戸袋が不要で視界が広がる!)、
配膳に使われたエレベーター(当時エレベーターがあった?!)、
一枚引くと、二枚目も三枚目も一緒に引ける三連障子(実はホリデイ・イン水戸の
フロントにもある?!)、などなど。。。
偕楽園にお越しの際には、是非好文亭も見学してみてください。
優雅な歴史絵巻が心に広がる、
とても素敵な時間を過ごすことができると思います♪