蛍舞う夜、橋を渡ればすぐそこに
更新 : 2025/6/28 8:30
こんにちは。
湯宿 丸文でございます。
6月も終わりに近づき、洞川温泉にも夏の気配が感じられるようになってまいりました。
この時期、夕食を終えたあとの静かなひとときを彩ってくれるのが——
蛍の舞う光景です。
丸文から蛍が見られる龍泉寺までは、橋をひとつ渡るだけ。
ほんの徒歩1分ほどの距離です。
お客様のなかには「こんなに近くで見られるなんて」と驚かれる方もいらっしゃいます。
とはいえ、正直なところ、この洞川温泉の中心地にある旅館はどこも距離的には大差ありません。
蛍は、、清らかな水と静けさの中に舞うもの。
このエリア一帯が、彼らにとって心地よい場所なのです。
この季節、夕食後、少し浴衣の裾を整えて、
ほんの数歩、橋を渡って夜風に当たれば、
すぐそこに、ふわり…と光る命に出会える。
その「気軽さ」が、
丸文にお泊まりのお客様だけに訪れる“ささやかな特別”かもしれません。
蛍が多く飛ぶのは、20度以上の静かな夜。
雨上がりの、少し蒸したような空気を感じたら、
「今夜はきっと…」と、そっと期待してみてください。
月の明るさによっても光の見え方は変わり、
同じ場所でも、日によってまったく違う表情を見せてくれます。
そしてご覧になる際は、ぜひスマートフォンは少しお休みを。
蛍の光はとても繊細で、カメラに残すのは難しいものです。
けれど、だからこそ、目で見て、心で残していただきたいと思うのです。
私たち丸文は、派手さはありませんが、
おひとりおひとりにそっと寄り添える宿を目指しております。
静かな山あいの温泉と、儚く美しい蛍の光。
この季節だけの贈り物を、ぜひ丸文でお楽しみいただけますように。
皆さまのお越しを、心よりお待ち申し上げております。
関連する周辺観光情報
関連する宿泊プラン