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【奇祭】柳津町圓蔵寺「七日堂裸詣り」行ってきました
更新 : 2016/1/24 13:09
お休みがちょうどとれたので行ってみようかと、車を走らせました。
「七日堂詣り」は20:30からでしたが、忠告を守り、到着時刻 18:00駐車場はガラ空き状態。
どうやら、鐘が鳴るまでは割と何も起こらないようです。
さて!鐘が鳴りましたよ!!
いっせいにどこからともなく、裸の男たちが
裸足で雪降る道を「わっしょい!」
と掛け声をあげながら走って境内を目指します!
一斉に、大鰐口目掛けて綱に飛びかかります!
「わっしょい!」
がずっと続きます!
ずっと見てて思ったんですが、綱は上に登れば登るほど太くなっていて、
掴みにくいようで、大鰐口(ドラのようなもの)までたどり着かずに
挫折する人も多いのですね。
この辺りから上へ登るのが大変になってきます。
もちろん、下の方で挫折してしまう人も多く
当たり前ですが、簡単に登れないようです。
一人一人、登り終わるまで見守るんです。
小さい子や、どうみても体が大きく、登るのが大変そうな人
気迫があり、簡単に登れそうだけど、太い綱の所で数分間しがみつき、
その下で待っている人
色々な人が居て、一人一人を応援しながら
「わっしょい!」の声がだんだんと増えてきて…
途中感動して涙が溢れてきてしまうほどでした。
登りきった男たちの顔はいい顔してます。
さて、ここまでリポートしましたが、
では、この「七日堂裸詣り」の由来は??
その昔、村に疫病、不作が続き村人は大いに苦しんでいました。そこで只見川の川底に住む龍神から、宝照の球を手に入れて疫病などを退散させることができたのです。 しかし、その宝照の玉を1月7日の夜に竜神が取り返しにやってきます。そこで一計を案じた信者たちが菊光堂に集まり、大声でもみ合い、大いに騒いだのです。その迫力にさすがの竜神も驚き、 姿を隠したという伝説に由来しています。
今の時代では、
手水鉢で身を清め、堂内の大鰐口によじ登り威勢よく争うことによって 一年間の無病息災、祈願成就、福を招くといわれています。
その後、堂外にて撒かれる招福除災の牛王宝印の差し込まれた矢を拾うことで幸福が授かるといわれています。
皆様もぜひ来年この奇祭を見にいらしてくださいね♪
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