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琉球温泉 瀬長島ホテルのお知らせ・ブログ
2本の滑走路に挟まれた瀬長島、その滑走路番号とは?
更新 : 2017/10/16 10:23
こんにちは 瀬長島ホテル施設管理課 宮良です。
那覇空港滑走路増設プロジェクト。
2020年3月の完成に向け2014年から工事が開始された第2滑走路。
現場は2017年10月現在、こんな感じです。
2本の滑走路に挟まれて「瀬長島」が見えますね。
さて、皆さんは滑走路の両端に、2桁の数字が書かれているのをご存知ですか?
屋外カメラが搭載されていて、空港に近づいていく映像がモニターで見られる場合、よく見ているとこの2桁の数字を確認することができます。
それが「滑走路番号(指示標識)」と呼ばれるものです。
普段、道案内をするとき「北はこの方角。ここから東に行って、一つ目の角を曲がって南」といったように案内します。
飛行機も空を飛行するときは、地上管制官に無線で案内されながら飛行するのですが、同じように「北に行って、それから北北東に行ってください」などと言っているわけではありません。
こうした方角の分け方では、8もしくは16くらいの限られた方向しか指示することができませんし、無線でのやりとりが非常に煩雑になります。
そこで飛行機では、真北を360として時計回りに方角を数字で表しています。たとえば東は090、南は180、西は270といった具合です。北東は045となり、この方法を使えば、すべての方向を三つの数字で指示できるわけです。
こうした表示方法は、船舶などでも使われています。
その下一桁を切り捨てた「1から36」の数字で表記したものが「滑走路番号」となっています。
現在の那覇空港滑走路も、建設中の第2滑走路も、どちらもきれいに「南北」を向いています。
先ほど説明した方角の表示方法を使うと、現滑走路の「瀬長島」側のエンドには「36」、その反対側には「18」と大きく書かれています。機会があれば見てみてくださいね。
という具合にすべての滑走路エンドには「1から36」の数字が書かれている、というお話でした。
昔、ある刑事モノのテレビドラマのオープニング映像で、出演者が横一列で並んで滑走路らしきところを歩いてくるシーンがありました。
そのときの滑走路番号は、番組タイトルをそのまま滑走路番号に見立てた「75」でした。
が、そんな滑走路番号は実在しません!