宿番号:355720
割烹旅館寿美礼 〜下関で本場のとらふぐ料理を愉しむ宿〜のお知らせ・ブログ
何故ふく料理は下関が本場なの?
更新 : 2009/12/4 9:13
「下関のふく」を全国的に有名にしたのは、「技」である。ふく料理の腕が確かな板前が
下関に多数存在し、活躍したことが大きな要因である。腕に自慢の名だたるふく料理人は
東京などに次々と上京し、ふく料理店を開店させ、本場下関仕込みの技と味を、東京中心
に全国に大いに広めていきました。その美味は瞬く間にしれわたり、時の政治家や経済人、文化人から大きな支持を得たわけです。
日本一の加工技術と流通ルート
伊藤博文により下関でふく解禁令が出て以来、下関のふく料理の旨さは全国にとどろいた訳ですが、その下関がふくの本格的な産地としてその名をはせるようになったのは、昭和40年代前半、日韓漁業協定後、東シナ海、黄海でのふく漁獲量が飛躍的に増加したことを機としています。ふくを満載した漁船団は、下関・南風泊市場に入港し荷を下ろす。
歴史的由緒と共に、この地理的優位性が、下関をふくの一大集散地にしているわけです。
さらに、ふくは内臓物にテトロドトキシンという猛毒を持つため、加工技術には熟練を要する。この加工技術の発達と、熟練したふく処理師の集積が進んでいたため、他県で水揚げされたふくが、わざわざ、取引として成り立つ下関に送られてきたと言う経緯がある。
それに加えて、仲卸業者や市場関係者によって市場拡大の努力がなされていたのと長年培ってきた確固とした信頼と安全がしっかりとした流通経路を持っているのが強みであります。
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