童謡詩人・金子みすゞは山口県の出身だとご存知でしたか？
みすゞは、美しい日本海のある、現在の山口県長門市の生まれです。
当館のある下関からは、海岸線を楽しみながら走る山陰線の列車で、のんびりと行くことができます。

下関市と長門市を結ぶこの山陰線では、「みすゞ潮彩」観光列車が運行しています。
この観光列車、車窓の景色が旅情溢れるだけでなく、車内では、みすゞをテーマにした紙芝居も上演しています♪（土曜・日曜・祝日の指定車両内）

ゆっくり山口を観光されるお客さまには、下関そして萩・長門を周り、文化とその味覚を楽しむ旅行はオススメです！！！

では、最後に金子みすゞの詩を。


　　私と小鳥と鈴と

　　　私が両手をひろげても、
　　　お空はちっとも飛べないが、
　　　飛べる小鳥は私のやうに、
　　　地面（じべた）を速くは走れない。

　　　私がからだをゆすっても、
　　　きれいな音は出ないけど、
　　　あの鳴る鈴は私のやうに、
　　　たくさんな唄は知らないよ。

　　　鈴と、小鳥と、それから私、
　　　みんなちがって、みんないい。