宿番号:355720
割烹旅館寿美礼 〜下関で本場のとらふぐ料理を愉しむ宿〜のお知らせ・ブログ
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ふくが年中食べれる理由
カテゴリ:料理の情報 2009年5月25日(月)〜
更新 : 2009/5/25 20:55
「他県で水揚げされたふくが、わざわざ、取引として成り立つ下関に送られてきたと言う経緯がある。」というように、全国のふくが一度、下関に入ってきます。
これは3つの要因が挙げられる
1)近年養殖ふくの生産が順調で、一年中活魚でおいしく食べられるため。
2)天然ものの産卵場の規制が、通常春にあるが、規制期間は産卵場所によって異なるため
規制のかかっていない場所から集積されるため
3)通常4月・5月の天然ものは産卵期の為、ふく自体の味が落ちます。
(栄養分を子供に取られるため)むしろ養殖活魚の方が味が良い。
以上のことから年中下関では、ふくが出回ることが出来ます。
実際、シナ海物(東シナ海で獲れるふく)と内海物(日本海近郊で獲れるふく)を比較した場合、断然シナ海物のほが味的にもよく、下関以外の漁場で獲れるふくは内海物が多く、味が劣るようです。更に値段の格差があり、当然東シナ海まで行く漁は、燃料費・餌さ代・漁師の生命の保証など命がけ的な所がありますので、そうそう安く出来ないのが現状です。
ここでも、選りすぐった商品供給ができるのも、下関に一大集積場(ふく専門市場)があるからです。